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補助金

神奈川県のアスベスト補助金一覧【2026年度】
横浜市・川崎市・県制度の違い

公開日 2026-08-26最終更新 2026-08-26

神奈川県は県の制度と市の独自制度が併存し、しかも県制度の対象は含有調査だけという構造になっています。横浜市と川崎市は独自にしっかりした制度を持っている一方、市によっては制度自体がありません。2026年8月時点の公式情報をまとめました。

県の制度は「調査のみ」・対象は21市町村

「神奈川県民間建築物吹付けアスベスト等補助事業費補助金」は含有調査だけが対象で、除去工事への県の補助は確認できていません。

項目内容
補助額1棟あたり25万円が限度額。含有調査を1検体のみ行う場合の限度額は16万円
対象建築物平成元年以前に建築確認を得て着工されたもので、①不特定多数が利用し延べ面積300㎡以上1,000㎡未満、または②エレベーターがある建築物(昇降路・機械室部分に限る)。かつ未調査のもの
対象市町村逗子市/三浦市/伊勢原市/海老名市/座間市/南足柄市/綾瀬市/葉山町/寒川町/大磯町/二宮町/中井町/大井町/松田町/山北町/開成町/箱根町/真鶴町/湯河原町/愛川町/清川村
調査者の要件建築物石綿含有建材調査者が行うこと
出典:神奈川県

横浜市・川崎市・相模原市・藤沢市・平塚市など、県内の主要都市はこの21市町村に入っていません。これらの市で工事をする場合は、市の独自制度を確認する必要があります。

横浜市:調査は無料、除去は2/3・上限300万円

横浜市の「民間建築物吹付けアスベスト対策事業」は、調査が補助ではなく無料という形をとっています。市が委託した専門業者が訪問し、吹付け建材にアスベストが含まれているかどうかを市の費用負担で調査します。

項目内容
含有調査無料(市の費用負担で専門業者が訪問調査)
除去等工事費用の2/3、上限300万円(消費税は対象外)。除去工法と封じ込め工法が対象で、囲い込み工事は対象外
対象建築物多数の方が利用する民間建築物(店舗・事務所・駐車場・工場・倉庫など)。共同住宅は共用部分のみ。平成18年9月30日以前に確認を受けて着工されたもの。除却予定の建築物・個人の住宅・違反建築物は除く
申請タイミング契約前が必須。交付決定を受ける前に施工者と契約を締結し、関係法令の届出を含む事業に着手してはならないと明記
受付今年度の事業予算が終了し次第、申請の受付を終了
担当建築局企画部建築防災課 045-671-2928
出典:横浜市

川崎市:調査10/10、除去2/3・上限300万円

川崎市は調査費が実質全額補助です。1か所調査か複数か所かで上限額が変わる点が特徴です。

項目内容
含有調査費用(消費税を除く)の10/10。上限は1か所調査で15万円、複数か所(増築等で建築年が異なる場合のみ対象)で25万円
除去等工事費用(消費税を除く)の2/3、上限300万円
対象建築物平成18年9月30日以前に建築確認を得て着工。資本金3億円以下または従業員300人以下の会社および個人が所有。除去等はさらに、多数の者が利用する建築物の共同利用部分であること、引き続き利用されること(解体予定は対象外)が条件。戸建て住宅とマンションの住戸専有部分は対象外
対象材料吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール。除去等は露出して吹き付けられたものが対象
申請タイミング交付決定通知書の交付後に契約すること。交付決定前に調査・除去またはその契約を行った場合は補助されない
期限完了実績報告書は1月末、補助金交付請求は3月末(年度内に事業完了が必要)
担当まちづくり局指導部建築指導課 建築安全担当 044-200-2757
出典:川崎市

相模原市:個人住宅向けの制度

相模原市の「個人住宅吹き付けアスベスト対策費補助」は、他市と違って個人住宅と共同住宅の共用部分が対象です。市のよくある質問ページに掲載されている限度額は、含有調査または除去工事にかかった金額の2分の1で、個人の住宅は調査10万円・除去工事30万円、共同住宅の共用部分は調査30万円・除去工事300万円です。

この金額は要確認です相模原市の限度額が記載されているページは最終更新日が2017年4月1日と表示されており、制度の主ページには「詳しくはお問い合わせください(相模原市の予算の範囲内となります)」としか書かれていません。申請前に必ず住宅課(042-769-9817)へ確認が必要です。この確認もこちらで行います。

なお、多数の者が利用する非住宅の民間建築物向けの補助制度は、相模原市の公式サイトでは確認できませんでした。

どの制度を使えるかの見分け方

神奈川県内では、次の順で確認するのが確実です。

  1. 工事場所の市に独自制度があるか。横浜市・川崎市・相模原市には制度があります。この3市は県制度の対象21市町村に含まれていません。
  2. 県制度の対象21市町村に入っているか。入っていれば含有調査に最大25万円。ただし除去工事の県補助はありません。
  3. どちらにも当てはまらない場合。藤沢市・平塚市・厚木市・大和市などは、市の制度を個別に確認する必要があります。

いずれの制度も、建築物の築年・用途・規模・所有者の規模で対象が絞られます。横浜市と川崎市は「平成18年9月30日以前」、県制度は「平成元年以前」と基準が違うため、同じ建物でも使える制度が変わります。

よくあるご質問

横浜市のアスベスト補助金はいくらですか?
含有調査は補助ではなく無料で、市が委託した専門業者が訪問して市の費用負担で調査します。除去等工事は費用の2/3で上限300万円です。ただし囲い込み工事は対象外で、対象は平成18年9月30日以前に確認を受けて着工した多数の方が利用する民間建築物に限られます。契約前の申請が必須です。
川崎市のアスベスト補助金はいくらですか?
含有調査は費用の10/10で、1か所調査なら上限15万円、複数か所なら25万円です。除去等工事は費用の2/3で上限300万円です。資本金3億円以下または従業員300人以下の会社および個人が所有する建築物が対象で、戸建て住宅とマンションの住戸専有部分は対象外です。
神奈川県の補助金は除去工事にも使えますか?
使えません。神奈川県民間建築物吹付けアスベスト等補助事業費補助金の対象は含有調査のみで、1棟あたり25万円が限度額です。除去工事に対する県の補助は確認できていません。除去工事の補助を受けるには、横浜市や川崎市など市の独自制度を使う必要があります。
藤沢市や厚木市には補助制度がありますか?
神奈川県の県制度の対象21市町村には含まれておらず、市の独自制度の有無を個別に確認する必要があります。制度は年度によって新設・終了することがあるため、契約前に確認したうえでご案内します。
その建物、補助金の対象になるか0円で調べます

制度の有無・金額・申請期限は自治体ごとに違い、年度途中で受付が終わることもあります。
物件の所在地と種別を教えていただければ、使える制度をお調べしてお伝えします。

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